和田酒盛(曽我物語③)

【幸若舞曲一覧(リンク先)】 《内容概略》  相模国の住人、和田吉盛は一門九十三騎を引き連れ,山下宿河原(神奈川県平塚市山下付近)の長者の宿にて遊女十八人選りすぐっての三昼夜に及ぶ酒宴を張っていた。 1 虎、和田の宴席に出ない  しかし和田が心を示す評判の遊女・虎御前を座敷に呼ぼうとするが、遊君虎御前は,和田吉盛の再三の招きにも応じていない。  和田吉盛は腹を立て、異国で知られなく…

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高館(要約版)

【幸若舞曲一覧(リンク先)】 《内容概略》  高館は、衣川の高館で悲壮な最期を遂げた義経と最後まで従い主君に殉じた郎党たちの姿を描いた物語である。  幸若舞「清重」中で、伊勢三郎と駿河次郎が義経の命を受けて頼朝打倒の同志を募る廻文を廻したが、駿河次郎が召し捕られた。  この廻文が、頼朝の手に渡り、怒った頼朝が奥州攻めを決意する。 1 義経追討軍の勢揃  さる程に、鎌倉殿(源頼朝)…

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敦盛

【幸若舞曲一覧(リンク先)】 《内容概略》 1 敦盛、熊谷に追われる  そもそもこの度  【1184年(元暦元年、平家方の寿永二年)、治承・寿永の乱(源平合戦)の一戦である須磨の浦における「一ノ谷の戦い」際に】、  平家一ノ谷の合戦に、御一門侍大将、惣じて以上十六人の組足(軍団)の中に、ものの哀れを留めしは、相国の御弟経盛(平清盛の異母弟)の子息に、無冠の太夫敦盛にて、ものの哀れを留め…

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