入鹿(全文版) 2017年07月28日 【幸若舞曲一覧(リンク先)】 1 鎌足常陸で誕生 そもそも藤原鎌足の先祖をくわしく尋ねるに、天津児屋根(あまつこやね)の命に三十六代の御末、父は御食子(みけこ)の卿と申して、天下に隠れぬ臣下たり。 (天津児屋根の命は、藤原氏の祖神で、天岩戸では鹿占いで吉凶を占い祝詞を奏した神で、始め河内国一ノ宮枚岡神社に祀られていたが、のち春日神社に鹿島、香取の神々と共に合祀された) しかるに、…続きを読む
堀川夜討(要約版) 2017年07月28日 【幸若舞曲一覧(リンク先)】 《内容概略》 1 景時の謀略 さる間、判官明ければ参内申されたり。御門叡覧ましまして宣旨を罷り蒙って堀川殿に移らせ給ふ。 頼朝の不興を買った義経は都へと戻ると、帝から西国に所領を与えられ六条堀川の屋敷に住んだ。 しかしこれを知った梶原景時は、義経が西国を我が物として反乱を企てていると頼朝に報告する。すぐに頼朝は義経に対して討手を差し向けるよう命じ、景…続きを読む
和田酒盛(曽我物語③) 2017年07月28日 【幸若舞曲一覧(リンク先)】 《内容概略》 相模国の住人、和田吉盛は一門九十三騎を引き連れ,山下宿河原(神奈川県平塚市山下付近)の長者の宿にて遊女十八人選りすぐっての三昼夜に及ぶ酒宴を張っていた。 1 虎、和田の宴席に出ない しかし和田が心を示す評判の遊女・虎御前を座敷に呼ぼうとするが、遊君虎御前は,和田吉盛の再三の招きにも応じていない。 和田吉盛は腹を立て、異国で知られなく…続きを読む