高舘(全文版) 2018年12月17日 【幸若舞曲一覧(リンク先)】 【白山信仰と幸若舞(リンク先)】・【幸若舞完成と白山平泉寺(リンク先)】・「幸若舞の歴史(年表)へリンク」 幸若舞「清重」中で、伊勢三郎と駿河次郎が源義経の命を受けて源頼朝打倒の同志を募る廻文を廻したが、駿河次郎が召し捕られた、この廻文が、源頼朝の手に渡り、怒った源頼朝が奥州攻めを決意する。 1 源義経追討軍の勢揃 さる程に、鎌倉殿(源頼朝)は梶…続きを読む
八島(全文版) 2018年12月17日 【幸若舞曲一覧(リンク先)】 1 丸山の麓の家の風情 さるほどに、判官(源義経)山伏姿にまねて、平泉を目指して奥州に下らせ給いけるほどに、七十五日と申すには遥か奥州に聞こえたる佐藤(氏が荘園管理をする)信夫の庄司(福島市の里)に辿り着き給う。 判官(源義経)が武蔵坊弁慶を召され、東(暘谷、中国の方)から出て(扶桑、日本)照らしていた太陽が西の山の端にかかった、どこでも行って家の構えが良…続きを読む
堀川夜討(全文版) 2018年12月16日 【幸若舞曲一覧(リンク先)】 1 梶原景時の謀略 さる間、判官(源義経)明ければ参内申されたり、帝叡覧ましまして、関東滞在(兄頼朝の勘気を受けて対面も許されず引き返し、途中で処刑した宗盛の首と共に帰洛する)が僅かで上洛したことは気がかりであるが、帝を守護し申さば、逢坂より西三十三ヶ国を賜わると勅命をお受けして六条堀川の宿所堀川殿に移らせ給ふ。 かくて、近国隣国の大名小名、関東よりの御上…続きを読む