勧進帳 (幸若舞「富樫」)

【幸若舞曲一覧(リンク先)】 1 判官一行、安宅に着く  去る程に判官(義経)殿、山伏の姿を学び(変装し、奥州を目指して北陸道を)下らせ給いける程に。  十三日と申すには、加賀の国に聞こえたる安宅の松に程なく着かせ給う。判官松を御覧じて、あら遊長なる姿かな四国西国都にてその数松は見てあれど、かほど遊長なる姿なし。  この国にてこの松に名の無き事はよも有らじ尋ねて参れ武蔵。  弁慶承って…

続きを読む

桃井直常(年表)

【幸若舞曲一覧(リンク先)】 桃井直常 ◆1307◆ 徳治二丁未年三月五日足利一族の桃井直常は上野國群馬郡桃井郷(群馬県北群馬郡榛東村)生、父桃井貞頼、母は新田支族堀口三郎貞満(後美濃守)女、幼名徳若丸、嘉禄年間桃井荘の莊司に任ぜられ荘園経営に当たり東に三ノ宮荘をも取り込み領域を広げる。 ◆ ? ◆ 桃井直常は桃井次郎尚義(後遠江守)の女を妻とる。桃井直常嫡男直和生まれる、幼名又太郎。 …

続きを読む

越の大徳「泰澄大師」

【幸若舞曲一覧(リンク先)】 1 白鳳11年(682年)越前国麻生津三十八社で次男として生まれる。父は福井三十八社町の役人で三神安角、母は大野郡石徹白村(現岐阜県白鳥町)の杉本良之助の娘、伊野。 2 道昭に学ぶ(11歳)大師、11歳のとき、河内国の老僧道昭が越前布教のおり、見出され仏法を教授される。 3 大師 越智山開創(17歳)大師、11歳のとき、夢のお告げあり「汝今知るや、我はすなわ…

続きを読む